知ってる言葉しか話せないから、同じ言葉で話すひとを好きになるんでしょ
言葉をあたえてくれる人に懐くだろう、それが同じ意味であればあるほど。
関越道から私の生まれた町が小さく見えて涙がこぼれて興奮した
お花の絵が描かれた銀色の給水塔がひかってた。
ここを離れたのが17年も昔の出来事だなんて。あのとき膝の傷を縫っていて、小指の骨を折っていたっけ
みんなどこにいったの。油ねんどで作った病気のこどものヘビを一緒に看病していた友だちに会いたくてたまらない あの時の2人と。4人で。
向かいあった私たちはなんの話をするんだろう
空っ風のびゅーびゅーふくあの長い土手
あなたにとっての公園 あなたにとっては雪景色? 私にとっては
リアルだったの ここが
だから涙が出るの みんないなくなってもみんな壊されても同じ意味を歌ってくれた歌
アルバムみたいに すべてが 肌寒いやすみの日の 窓から差し込んだ光に照らされて毛布にくるまれてるね
また今度会いに行く 手紙でも話したけどね
私は今は家の近くの小さな川に石鹸や猫や写真や日記をぽいぽい投げてみてるの
今はこの 流れのない黒い川のそばがわたしの町だよん しばらくはここにいるつもり
でも
小指はまだ曲がってるし、膝には消えない白い傷があるのよ