mumble

さいころより太陽が遠くなった感じがする
生まれた土地へ帰りたい 大きな川の広く長い土手でからっ風とつよく頼もしい夕陽を浴びていた。
思い出せば何もかも満たされていたような気がしてならないからよく昔の話をしては戻らない時間を恨んで…
私はあなたのことをすべてだと思ってしまうんだからどれだけ自分の人生に希望がないかよくわかるよね バカだよね そーおもう 希望がないと言いながらでも本当はまだ頑張れるまだ生きていたい優しくなりたい強くなりたい。あなたのことをすべてと思いながらそれは間違いだと知っているわ 私は嘘つき、ただあなたはひとりこの世界でたったひとり私のことを傷つけてもまったく痛くない存在だということに違いはないね
桜が一瞬で散って、現世では 寒くてあったかくてむず痒くて気持ちのいい春に似たいの 何年かかるか見ててよ 泣きそう 
いま一番ほしいもの。ゼンマイ式のメトロノーム、ピンクか透明か、クリーム色のもの。カチカチと鳴らし生活に調子をつけるため。

grape candy

花だったら何色になりたいの
ぶどう味の飴なめたとき口の中の水分がとられるように渋くなってしまう感じ 私にもここでやることがある、やることがあるんだと思う 喉が渇く 1人で泣くからだよ 飴だったらぶどう味 天気だったら雨がいい 花だったら、何色になりたいの?

ずっとずっと話していたい 朝になるまで夜になるまであなたがずっと話しているのを聞いて呼吸を続けていたい
薄いピンク色のリボン 私に似合わないから解いてしまった。1000回死にたいと思っても1000回ちゃんと気持ちを持ち直してきたから。きれいな色は似合わないから

ギターの弦弾いてそれは絵を描く筆を持つ手の動きと、同じことよ 全く違くて、同じことなのよ。あなたがまだ小さいころ。砂場にしゃがんで何してたの?砂を重ねて山をつくった、掘って川をひいた。同じこと。同じことなんだよ、髪の毛を三つ編みにするのとか、あやとりの手の動きとか そういうの全部 いままでのことと一緒なの
私はむかしそう言っていた。

大きすぎる地球を離れて遠くからみている 薄い緑のお家の2階の小さな部屋のベッドから。私が死んだあとの世界の話 想像して怖くなったから両親の寝室に行って母親のベッドに潜り込んだ。その時開けたドアはもう開いたまま閉じない

大人になっても小さい部屋にしか住めない私をバカにしていたでしょ
そのままでは腐っていくよと言われてどれほど悔しかったか。今にわかるわ 見せてあげる
夕焼け空 きれいなきれいな赤色 つま先 切ない言葉 重なる 見つめられればあなたが死にたくなるような視線

dolphin

どうしてどうして?って、安心したくて、質問をしているの?子どもの話 もしかして大人になってもみんな、、、大人の方がずっと?
 
眠っている間、世界がどうなってるのかわからないから眠るのが好きなのかな。知らなくていいこと、もう知りたくないな。でも全部、もっと知りたいとも思うんだけど。

いつも見えるもの矛盾だらけ。小さい頃の私は、本当に嘘つきだった。親にも友人にも平気で嘘をつく子どもだったから、本当と嘘が、現実と空想が、いろんなことがめちゃくちゃでがんじがらめになっていて、でも私にとってどっちも本当だったから、とても最悪だったんだよ。いつも信じてた絵本とか小説とか空想が、現実では全く起こらないことを信じたくなかったって私がいうの、、、
大きくなればうまく折り合いをつけられるようになったり、昇華する手段を身につけたり。毎日知っている言葉や色や絵の具や音が増えて、身体の動かしかたをよくわかるようになったら、それからはとても正直に生きています

今晩はイルカはなんの夢を見てるでしょう。今日も海の中で眠ったり泳いだりしている生き物がいることが不思議よ。木の上で眠る生き物がいるなんて。体が毛に覆われているの。ピンクや緑や青の、模様があるの。信じられない この世界が好き

桜貝の色をした爪にラメを塗りこんで隠してた友達の機嫌の良さが、私を救ってくれる。
口をきかないし、生きてもいないんだけれど たしかに生きてる感じ、命を感じるような物を集めて暮らしてるんだ 一人きりシーンとなった瞬間怖くなる場所が好きで、広くて大きくて、考えると心が拡張されるような頭が痛くなるような、大きな気持ちが生まれて。泣きそうになるあの瞬間をずっと大切にしたいと思っていた。
最後には音を立てず身体が破裂した悪夢の中から持ってきた何かのかけらは握った手の内を傷つけて、目が覚めたらベッドにもう乾いた血の染みができている。郵便屋さんと何度もすれ違っていて、なかなか荷物を受け取れない。この前会った人から突然私に似ている女優を知らせるショートメールが届いた。プランパーでツヤツヤになった唇ははちみつの味がして水筒からジャスミン茶を飲むと変な味がした。太ももに爪楊枝が刺さってる。
不思議なことも悲しみも。すべて、すべからく私の体に収まっていく。
草の上で寝転んで。隣にきて ずーっと昔に溶けた雪の話を聞かせて。

だれが好きなの 帰らなきゃ きれいな石 黒いねこ 歌いたい 支払いしなきゃ 靴ひも解けてる グラタンが食べたい 明日何時からだっけ 眠たいな 白いねこ 本屋さん この人好き この歌嫌い 今日はこの道 ねえ そういえば手紙書いたのに渡すの忘れてたの、もう去年の話 今年は絶対海へ行こうね 連れて行ってね 私って自分のこと大嫌い 古いギター タイムマシン いつかはくるとおもっても 今日とは思っていなかったとき ただ何時間も泣くことしかできなかった頃 だんだん離れていく 時間が経つ いちいち尋ねても嫌がらないで すぐに忘れてしまうのがなぜなのか自分でもわからないの 頭の中狂ってる時々君のことや生活のことをすっかり忘れちゃう 気づいたら時計がずいぶん進んでいて、でもこれでもうまくやってるつもり 本当にわかっていても 消えないからから消えたくなるという 話
1999年生まれ。本当は半年しかここにいなくていいはずだったのに みんなが信じないから。
うお座。世界より私が欠陥してるんだって。だからさよなら

とても気密性の高い部屋だからすこしの隙間に風が通るとキュルキュルという その音が私を眠りにさそう。眠たくて眠たくてたまらない。もうはやく眠ってしまいたいのにきっと悪夢が待っているから

紙でできた月がとっても大切なイメージ。いつからかペンを持てば描くようになったカラフルな星、どこから来たの?って思ってたけど あの日ライブハウスで赤や黄色や緑や青の星を見たからだ。紙でできた月の下に神様がいて。神様の後ろにカラフルな星 わたしが最後に見たすがた どこにでも行けると教えてくれたね ロケットに乗ってどこに行っちゃったの

すぐ口をつぐむ だんまり 話さないとわかんないよ…大事なことは。昨日までは言ってやろうって思うのに、今日は言えない かわいい猫ちゃん

さよなら。さよならするためにこの街があった。