下書きより

すっごく眩しい ほらね また わたしより少し速く影のほうが動いた 
つながったの 天使の話 いつからかどこからかもわからないまましていた話 自らひかった星 わたしはどこにもいないの 見えるものはないんだよ
もういいんだよ もう休もう つま先までつめたくて ただ悲しくなるばかり

頭の中で燃える炎で火傷したひとさし指を 一本立てて なぞった 夜のなか 黒い車 海のうえ
星が降って こころから綺麗だった 白い心を持っている ひとり ふたり 手をつないでいてくれた彼らに わたしはなにを差し出せる

遠くから飛んできたガラスの破片が あなたの頭に突き刺さる いつも鮮明にそのイメージが見えるの そういうものはたくさんあって 真夏にキャミソールで車を運転する私とか 沖縄でふたりスープを飲んでいたりとかね