Friday

何度眠っても、同じ夢を見て絶望する 
電車から受信するテレパシー
犬猫子ども 私たち
誰が言ったの 灰色の脳みその何が悪いの

静かな夜は怖いから薄くラジオかけてるのに苦手な洋楽が流れてくる、いつこの世界で安心して眠れるわけ?白い花がトリガーになってだるいヒステリック はじまるはじまる 着る 脱ぐ つける消す 決める手放す走る歩く止まる一緒にいるいない拾う捨てる出会うすれ違う泣く泣き止む
遠い 本当に何度も言う 遠いよ全てが遠いので
心はちぎれて漏れた液体がカーテンに染み込んでる、それに煙草の火が引火して家が街が燃えた、秘密の噴水も干上がった。誕生日プレゼントのケーキの箱についていたリボンで気道をぎゅっと縛られる、脳みそが黒い箱に収められてる感覚がずっとする、それでもなんとか耐え抜いてなんか少し落ち着いたころ、あなたからの手紙が間違って砂漠に届くのよ 遠いよ 拾いに行けない 

水曜日って大嫌い
悲しみを堕ろすためにはどこに行けばいいのかな
犬猫子ども、女たち 夕方には気をつけて 遊具の影に通り魔が潜むらしい 
想像して、突然プツッと消えるラジオ 怖いよね 静かな夜は怖いからさっさと夢の入り口に行こう
白い花 私何年たっても同じ夢をみたい