お前が生涯かけても見ることのできない骨を持っている、足の先 余計な骨 お前が生涯かけても触れない光を触れるの 指の先 眩しくて目を細めて
太陽のお姫さま指を咥えてみてる 目の前にケーキ ロウでできたお家とお人形 私も並んで見てる 火事が起きるよ もうすぐ大きな地震がくるんだよ
もう始まってしまったら、いつかそれを失うか離れていくか壊れてくか、死ぬまで続くのか、それしかないのどうにかならないのかしら
不安なの? いいえ、そうじゃないの 私にはむずかしいだけ




当たり前だよね 好きだから届かないよ 全部近くにあったの?私何もかもとおいの ずっとそうだよ だから迎えにきてとか言って、星とか睡眠とか海とか山とか空がずっと好きなの 迎えに来てくれなくてもかまわないんだ 遠いから 夜中の泣き声はもちろん雨雲も遠吠えも届かない距離で一人暮らし こっそり歌って鍵かけて 私しか知らないと思うから好きだ 内緒っていいものだよ。約束だもん

きっと同じでしょ 
きみの大事なものを奪いたくない