もともとはじめからなかったことにすれば なかった頃を思い出せば 僕はどんなことにも耐えられる だって僕は天性の嘘つきなんだ
嫌いな人が私に刃を向ければ向けるほど私はかわいくなって あなたが歌えば歌うほど私は遠くへ遠くへ
背伸びして手を伸ばしても届かない あなたってどんなひと

泣きはじめたらさっきまでどんなふうにしてたっけ。なんか、一人でいつも昼だね 積み木を積み終えて崩した もう一度積み重ねる 何度も繰り返しやる もう一人の私から見たもう一人の私のその所在のなさ

いま…ああもうかち割れた頭の隙間から覗いてるさみしがりの悪魔
もどかしい季節 重たい身体 なんとかして大きな枝のような綺麗な腕のなかで眠りたい 

もともとはじめからなかったことにすれば…